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カナダ旅行記★3日目編★

●2006年9月23日(土) 晴れ
◆起床〜朝食〜ホテル出発


6時半にモーニングコールがあり、7時からホテルレストランで朝食。朝食はバイキングで和洋選択できました。お味噌汁やご飯もあったみたいだけど、私はやっぱり洋食にしました。スクランブルエッグやベーコン、ソーセージやメープルを沢山かけたパンケーキをいただきました。そしてやはり朝はコーヒー。朝食を終えた後、ちょっとだけ外に出てみたら、ものすごくぶるぶる寒い!!息が白くなってるし、山を見るとかなり雪が積もっています。そしてお部屋で身支度。ババシャツ、セーター、フリース、ウィンドブレーカーなどを完全防備で着込みました。カイロも念のために持参。そして8時にホテル前からバスでいざ"カナディアンロッキーとコロンビア大氷原一日観光"へ出発。


↑バンフ国立公園入場券

『カナディアンロッキーとコロンビア大氷原一日観光』コース図
ホテルから見た"スリーシスターズ"
それぞれに名前が付いていて、「Charity(奉仕)」、「Hope(希望)」、「Faith(信仰)」
朝 食
メープルをかけたホットケーキも!!
マウント・ランドル
キャンモア側から望む
バンフ国立公園入場チケット
バンフ側から望んだマウント・ランドルが!!
美しい山並み 印象的な背の高い木々 キャッスルマウンテン


◆カナディアンロッキー

世界遺産に認定されている北米大陸を南北に走るロッキー山脈の北部カナダ側に位置するカナディアンロッキー。幸運なことにとってもいいお天気。まぶしいのでサングラスを着けることにしました。天気の不安定な山で晴れることは珍しいそうです。バスには現地ガイドさんも一緒に乗車されていました。このガイドさん、日本のJTBで働いていた時に、カナディアンロッキーの魅力に魅せられて、こちらでガイドになったというほど思いいれの強い方で、知識量が半端じゃなく凄かった。「せっかくロッキーに来たんだから勿体無いので寝せませんよ!!!」とずーーっとマシンガントークをマイクでご披露(笑)私がこの旅行で一番楽しみにしていた観光地、その自然をいよいよ体感できるんだと思うとドキドキが止まりませんでした。ホテルのあるキャンモアから広大な長い長いアイスフィールドパークウェイに乗ってバスはひたすら走ります。バンフを経由して、途中スリーシスターズマウント・ランドルキャッスルマウンテンなどの山を通り過ぎながら、1時間30分ほどでロッキーの宝石と呼ばれる"レイクルイーズ"に到着。周囲5キロメートルの湖の奥には標高3464メートルのビクトリア山とビクトリア氷河を望んでいます。バスを下車してしばらく40分くらい散策したのですが、その美しさにはっと息を呑んでしまいました。レイクルイーズの湖面はエメラルドグリーンに透き通り、周りは美しい山や氷河に囲まれています。湖の側には素敵なホテルも立っていました。あまりにきれいなのでいろんな角度から写真やビデオを撮っている自分がいました。最高です!!!それから、カラスの足のような形をしたクロウフット氷河を近くから見える場所で下車しました。目の前で見る生の氷河は雄大でまるで生きているみたいで、とっても感動します。ここでも写真などを撮影しながら20分ほどのんびりできました。そして途中で素敵な湖であるボウレイクペイトーレイクを通り過ぎましたが、帰りによって下車して、じっくり見ていただけるということでした。ここも楽しみ。今年のロッキーは冷え込みが早く、例年よりも黄葉が早いそうです。ちょうど私たちが来た頃が一番の黄葉の身頃ということで、ものすごくラッキーでした。秋のロッキーの葉っぱの特徴は赤ではなく黄色に色づきます。ロッキーのゴールデンルートである鮮やかな色づいたルートをずっと通りながら、一足早く秋を感じることができました。あーーー幸せ。その他、スノーバード氷河、ウォーターファウルレイク、涙の壁、ビックヒルなどを車窓から見学しながらバスは進み、レイクルイーズを出てから約2時間後に最大の観光地"コロンビア大氷原"に到着しました。

レイクルイーズ
とてもこの世のものとは思えない、はっと息を呑むような美しさに、しばらく感動し見とれてしまいました
案内板を前にレイクルイーズを望む フェアモント・シャトー・レイク・ルイーズ
湖の側に建っている素敵なホテル
別の角度からレイクルイーズを望む
ボート乗り場を前にレイクルイーズを望む
ボートに乗って湖を満喫できるのです!!気持ち良さそう!!!
ボウレイク
水面に山が反射してすごくきれい
クロウフット氷河
氷河の部分を拡大してみました
スノーバード氷河
鳥が羽を広げているように見えること
から名づけられたとか
クロウフット氷河
形がカラスの足跡に似ていることから名付けられたそう大迫力です!!!
クロウフット氷河の右側の山
マウントシェフレン
ウオーターファウルレイク
ピラミッド状の山と水鳥と名づけられた湖
ボウ川
バンフ国立公園で最も長い川。
ボウ・レイクが源流です。
ゴールデンルートの黄葉
車窓から美しい紅葉を堪能
ゴールデンルートの黄葉 涙の壁
細く滝が流れています


◆コロンビア大氷原

標高約3000メートルにあるコロンビア大氷原は総面積は325平方キロメートルという北極圏以南では北半球最大の氷原地帯です。かつてはカルガリーなどの平原地帯まで広がっていたとのことですが、現在もその溶け出した水が川の流れとなって太平洋や大西洋、北極海へ注ぎ込んでいます。

最初に私たちはアイスフィールドセンターに到着。そこでまずは昼食タイム。レストランでバイキングをいただきました。和洋中なんでもあったような気がします。お味噌汁にバイキングで取って来たお料理をいただきました。食事が終わって、展望台で氷河方面の風景を眺めたり、お土産屋さんを見たり、エルクのぬいぐるみと写真を撮ったりしながら過ごしました。お土産屋さんではロッキーのカレンダーや氷河の雪解け水、雪上車のおもちゃなどを購入しました。そして、集合時間になり、バスで5分くらい乗ってさらに山の上の方に移動。そこには巨大なスノーコーチ(雪上車)の発着場所があり、そこで雪上車に乗り込みました。いつもは他のツアーの皆さんとの乗り合いになるのですが、今日は私たちツアーで貸切状態。これってめったに無いことらしいです。雪上車の車輪は人の背丈の直径160センチくらいあります。巨大です。側面はもちろん上部もガラス張りで景色が見やすい作りになっています。私たちが乗ったのは、カナダ国旗のような白と赤のデザインのもの。運転手は若い女性。とってもカッコ良かったです。雪上車は45度くらいあろうかというものすごい急勾配を下っていきます。

そしてとうとう氷河上に到達し、ゆっくりゆっくり進みます。そこから見る氷原風景はもうアンビリーバブルとう感じ。氷河期の太古の広大な世界にタイムスリップしたかのような感覚に襲われました。まわりにそびえる霧がかった山々は雄大でどこか神ががっているようにも思えました。私たちが降り立つのはコロンビア大氷原の手前のアザバスカ氷河。バスが到着して、氷河に降り立ったときの感動はとても凄かったです。ざくっつざくっつ。足を踏みしめると音がします。コチコチの氷ではなく、すこし柔らかめのさくさくの氷です。あまりの感動にまた写真のシャッターを一生懸命何枚も切りました。お土産屋さんで買ったミニカナダ国旗を雪上に立てて写真を撮ったり、自身が持って写ったりしました。意外にそんなに寒くないのにびっくりです。いつもは5分も外に居れないくらいの寒さなんだそうです。この氷原に20分ほど滞在した後、再び雪上車に乗り元来た道を戻り、バスを乗り換え、アイスフィールドセンター戻りました。


コロンビア大氷原
9月に氷があるなんて!!!ただただ大きくて雄大で大迫力です!!!
カリブーと一緒にハイチーズ
(アイスフィールド・センター)
連絡バス
スノーコーチ(雪上車)乗り場へ移動
スノーコーチ乗り場
気温は15℃くらい
想像したより暖かかったです
巨大なスノーコーチ 運転手さんはなんと女性!!!
砂利道から氷河への急勾配を
ゆっくり下って行きます
車体が斜めなのが分りますか!? 天井に広がる景色
クレパス
所々に巨大な窪みが!!!
クレパスの間を流れる水 アザパスカ氷河に到着
アザバスカ氷河からコロンビア大氷原を望む
言葉が出ないくらい美しい美しい白銀の氷の世界です・・・・
マウント・アンドロメダ その反対側の側面の山 うっすら青く溶けた水
氷の表面を大きく撮影
スノーコーチ(雪上車)
タイヤだけで直径150数センチあり、車全体の大きさは見上げるほど巨大です
映像はこちらです!!!
コロンビア大氷原のスノードーム
ヘリコプターで飛ばなければ、この風景は見れません。次回は見てみたいなあ。


◆ペイトーレイク&ボウレイク

コロンビア大氷原から再びバンフ方面にUターン。けっこうクタクタになったのでバスの中でうとうとしながら、これまで見てきた風景を振り返りました。そして、行きは一度通り過ぎたボウ峰付近にある"ペイトーレイク"に到着しバスを下車しました。展望台に歩いて向かっていくにつれ、だんだんと全貌が明らかになっていく湖。展望台から眺めるその湖は圧巻のターコイズブルー!!!氷河が山の表面の鉄分を削り取り、それが水に溶け込んで、太陽の光に反射して、このような鮮やかな色が出るそうです。もちろん天気によって湖の見え方は全然違います。もう美すぎて声が一瞬出ませんでした。。。。はーーーーーっと深いため息をついた私。ここでも写真を沢山撮りながら、20分ほど滞在したでしょうか。ずっとここにとどまりたいとさえ思いました。

後ろ髪を引かれながら、ペイトーレイクを後にし、次に到着したのは、一度行きに通り過ぎた"ボウレイク"。ここはもともとの予定ではバスの車窓から観光のみだったのですが、あまりにもいいお天気なので特別に下車観光の時間を割いてくださいました。ここは氷河から流れ出した水が堆積物でせき止められて生まれた典型的な氷河湖。この湖もまたものすごくブルーが鮮やかで水がものすごく透き通っています。実際触れてみると、やはりとても冷たくひんやりしています。この川岸から見る風景もとっても圧巻。ここでも感動で言葉が詰まってしまいまいた。自然が私たちにくれた贈り物ですね。赤い色のかわいい建物もあって、カナダの国旗がたなびいていました。日本の国旗と色使いは似ているんだけど、どうしてこんなにも風格が違うんでしょう(爆)


ベイトーレイク
この氷河の堆積物によってできるターコイズブルーの湖色はとても美しく、まさに氷河からの贈り物!!
ベイトーレイクの左端 ベイトーレイクの右端 付近の山々
ボウレイク
広大な湖とその青く透き通った水、そして囲む山々の雄大さに息を呑みます
ボウレイク
別の角度から撮影
ナムタイジャ・ロッジ
ボウレイクの側に建っています
ボウレイク
別の角度から撮影


◆悩ましいお土産

カナディアンロッキーの観光を一通り終えて、バスでバンフの街に向かいます。帰りの車中でJTBさんからお土産の紹介がありました。日本でも既にお菓子等のお土産の手配を相当していた私なのですが、ナイアガラのアイスワインを買って帰ろうと思っていたのですが、現在機内への液体の持込がダメなので、スーツケースに必ず入れないといけないんすが、、スーツケース内で割れたら大変なことになると悩んだ末に、結局送っていただくことにしました。そして自宅から所望されていた紅とキングスモークサーモン。これも配送でお願いしようと思っていたのですが、カナダからだと相当な金額になるらしく、じゃあJTBさんからお願いしようということになりました。お土産って本当にお金がかかるもんだ。一度でいいから誰にも行き先を告げずに旅行に行ってみたいものです。


◆"OKSHOP"&アルバータビーフの夕食〜ホテル戻り

バスは夕方4時ごろバンフの街に到着。かわいらしい街でアウトドアからブランド関係のお店がとても充実しています。1時間の自由行動があり、ここであの大橋巨泉さんのお土産ショップ"OKSHOP"に初入店。買い物袋のプリントを見ると、カナダをはじめ、オーストラリアやニュージーランドにも出店されて手広くビジネスされてるみたいです。それにしてもこの人の多さは何でしょう!!繁盛しています。日本人には2階でお茶のサービスなどもしてくれますし、日本語を話す日本人定員さんばかり(もちろん英語もはなせる)。30周年記念だとかで割引サービスだとか宝くじサービスなんてのもやってました。カナダで宝くじのフレーズを聞くとは夢にも思わなかった(驚)そして、ここでは甥っ子たちへのお土産にちょっとしたおもちゃと自分用にライトの透明度の高いメープルシロップを購入。(メープルはエキストラライト・ライト・ミディアム・アンバー・ダークと4段階グレードあって、ライトになればなるほど透明度が高くさらっとしていて、ダークになるほど色も濃度も濃くスモーキーな味わいになっていきます。本に一般に流通しているのは一番中間のミディアムだそう)

6時頃から夕食タイム。スポーツに関する記念品や古い写真で飾られた店内は落ち着いた雰囲気で、昔から街の人々にも親しまれてきたレストランで店内にあるステージでは、ジャズやロックの演奏が行われているという"エルク・アンド・オールズマン"で名物のアルバータビーフを楽しみました。個人的にカナダビールが飲みたくて、代表的な"コカニー"を注文。グラスで出てきたのですが、喉が渇いていたのですごく美味しかったです。そしてステーキなのですが、旨みはあるのですが、歯ごたえも相当ありました。それは付け合せの人参やブロッコリーなどもそうです。こちらの方は歯ごたえがあるほうが好きらしく、日本人が好む柔らかいお肉は逆に苦手なんだそうです。味覚の違いを実感・・・・。デザートのチョコレートムースがこれまた巨大。ムースというよりこれクリーム状態(爆)でもこんなダイナミックなところがカナダなんだなあ。。。大きいなあと実感しました。食事が終わり、外は既に暗くて街灯がきらびやか。バスに再び乗り込み、ホテルのあるキャンモアに向かいました。約20分ほど走って、ラディソンホテルに到着。今日も一日疲れたけど充実していました。頭の中にはあのロッキーの風景が焼きついています。お風呂にゆっくり浸かりながら、明日は出発が早いということで、早めにぐっすり眠りに落ちました。


バンフ大通り かわいい建物が至るところに 沢山の人通り
バンフ大通り
大橋巨泉さんの「OKショップ」
お土産を購入
車のナンバープレート
アルバータ州の花「野バラ」が。
エルク&オールズマン
こちらで夕食をとりました
サラダ
5センチもあろうかという切り口の
キュウリにビックリ!!!
アルバータ牛のステーキ
カナダ人向けに歯ごたえ100%、
ニンジンは固めでウサギになった気分(笑)
味は普通に美味しかったです。
デザート
チョコレートムースの上に生クリーム、
その上に黄色いフルーツが乗っています。
かなりのボリュームでお腹いっぱいに!!!


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