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パリ観光ルートMAP


パリの位置関係
パリ市内の観光名所

旅行記
★第6日目★2010年9月11日 晴れ



起床〜朝食〜ホテル出発

今朝は少し遅めの朝7時に起床。宿泊のホリティインパリドクリシーホテルは明後日までの三連泊となるので、今朝は荷造りはないのですが、外国のホテルなので防犯上でやはり整理して収納して、スーツケースには鍵をかけていたほうが良いとのことなので、結局手間は同じ・・・苦笑。身支度をして8時にホテル1Fのレストランで朝食を取りました。フランスと言えばカフェオレにクロワッサンやフランスパンですね。フレッシュな牛乳も準備されていましたが、牛乳が苦手な私はコーヒーはブラックでいただきました。クロワッサンもパンも本場なのでとっても美味しい!!!!ハムやスクランブルエッグ、サラダ、フルーツなどもいただきました。朝食後、「メルシー!!!!」と係の方にお礼を言い、その後ホテル周辺を少しお散歩。通り沿いでは、お馴染みのマロニエの木も見かけ、パリに来たんだ〜と実感。東芝やサンヨーなど、日本企業の看板も見られました。ホテルの部屋に戻り、その後ホテルロビーに10時前に集合。ここで現地ガイドさんとも合流して、バスに乗り、パリ一日観光ツアーに出かけました。ガイドさん曰く、今日のパリは久々にお天気が良く、気温も日中はかなり上がりそうだとのこと。薄着でも十分いけそう。ヨーロッパの天気って本当にめまぐるしいですよね・・・・・。

ホテルでいただいた朝食と、宿泊するホリティインパリドクリシーホテル外観
朝のお散歩風景
お馴染みの縦列駐車、そしてパリと言えばマロニエの木ですね!!!
観光バス 出発時刻は10時前 バスの車内

パリ市内観光


◎エッフェル塔・○凱旋門・◎シャイヨー宮・○世界遺産「ノートルダム寺院」・○コンコルド広場
注)○車窓観光、◎下車観光

パリは本当に見どころいっぱいの美しい街。沢山ある観光地の中で、まず向かったのは、パリのシンボルである「エッフェル塔」です。まず私たちはシャイヨー宮前のトロカデロ広場に到着してバスを降りました。既にそこには沢山の観光客の人々であふれていました。1937年のパリ万博の会場として建てられたシャイヨー宮は、円弧状の形をした建物には、海洋博物館、人類博物館、フランス文化財博物館などが入っています。ここはフランス・パリのシンボルであるエッフェル塔の姿が一望できる有名なビュースポットでもあります。そこから見えるのは、手前には
噴水などがとても美しい約10万平方mの美しい庭園「トロカデロ庭園」、その背後に、偉大なエッフェル塔がそびえていて、夢にまで見た生のエッフェル塔の迫力に「うわ〜、すごくおっきい!!!キレイ〜、素晴らしい〜」と、ただただ感動するばかりで、自分が今まさにここに居て、実際に見ていることがとても信じられない気持ちでした。やはり観光地なので、エッフェル塔の置き物を沢山抱えて、観光客に販売するお土産売りの黒人の方がうようよ。イタリアでは偽ブランド品を売りつける黒人の方々も多かったので、とっても怪しさ満点で、その風景を見ていました。

【エッフェル塔とは(ウィキペディアより)
フランス革命100周年を記念して、1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために建造されるべくコンペティションが開かれた。ここで、ギュスターヴ・エッフェルほか2者の案が採用になった。設計者がステファン・ソーヴェストル、モーリス・ケクランとされたり、エッフェルは工事を請け負ったにすぎないとされたりするが、当時ソーヴェストルとケクランは、2者ともエッフェル社の社員で、エッフェルとともにコンペに参加していた。最終的にはエッフェルが著作権者となり、この塔の名前の由来になった。
1886年6月3日、コンペティション最優秀作品として委員会が選んだのは3案あり、フェルディナン・デュテルとジャン・カミーユ・ルミジュの作品(美術館など)と、エッフェル、ソーヴエストル、ケクランらの設計図であった。満場一致の採択であり、講評は「1889年の万国博覧会用に建てられる塔は決定的な特徴をもち、金属産業の独創的傑作として出現しなければならない。この目的に十分かなうのはエッフェル塔のみと思われる」であった。こうしてエッフェル塔建設が始まる。
建設は万博に間に合わせるため、2年2ヶ月という驚異的な速さで行われたが、1人の死者も出さなかった。
建設当時の高さは312.3m(旗部を含む)で、クライスラービルが完成するまでは世界一高い建造物であった。現在は放送用アンテナが設置されたため、324mとなっている。展望台は3つあり、高さは57.6m、115.7m、276.1mである。第2展望台までは階段でも昇ることが可能。水圧エレベーターなど、当時の基本構造は今でも現役で稼動している。鋼製ではなく錬鉄製の塔である。塔の支点の下には水平に保つためのジャッキがある。
あまりに奇抜な外見のため、建設当時は賛否両論に分かれた。反対派の文学者ギ・ド・モーパッサンは、エッフェル塔1階のレストランによく通ったが、その理由として「ここがパリの中で、いまいましいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だから」と言っている。ここから、「エッフェル塔の嫌いなやつは、エッフェル塔に行け」ということわざも生まれた。
なお万博後には来訪者も減ったことや、当初の契約から1909年には解体されようとしていたが、のちに軍事用の無線電波をエッフェル塔から送信することになり、そのため国防上重要な建築物ということで、現在に至るまで残っている。
現在ではパリを代表するシンボルとなっている。1991年この塔を含むパリのセーヌ川周辺は世界遺産として登録された。

その後、再びバスに乗りパリの中心地へ。まず見えてきたのはパリのシンボルの一つである「凱旋門(エトワール凱旋門)」。これは、前年のアウステルリッツの戦いに勝利した記念に1806年、ナポレオン・ボナパルトの命によって建設が始まり、ルイ・フィリップの復古王政時代、1836年に完成しました。ナポレオンは凱旋門が完成する前に既に死去しており、彼がこの門をくぐったのは1840年にパリに改葬された時であった。古代ローマの凱旋門に範を取ったもので、新古典主義の代表作の一つとなっています。この凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りを始め、12本の通りが放射状に延びており、その形が地図上で光り輝く「星=etoile」のように見えるので、この広場は「星の広場(エトワール広場) la place de l'Etoile」と呼ばれていたので、「エトワール広場の凱旋門」の意味の「Arc de triomphe de l'Etoile」との正式名称があります。(但し、現在この広場は「シャルル・ド・ゴール広場 la place de Charles de Gaulle」と名称が変更)凱旋門は車窓から観光だったのですが、バスは凱旋門を囲む広場をぐるぐると回ってくれたので、360度の景観を楽しむことが出来ました。その姿は迫力があり、おしゃれで気品があって、美しくて・・・・言葉をいくら並べ立てても、表現できない程の素晴らしさです。下車して上部にある展望台にも登って放射線状に造られたパリの風景を見たかったのですが、今回は叶わず・・・・残念でした。

その後、パリ市内で最も美しい通りとされている約3km、幅70mの大通り
「シャンゼリゼ大通り」を車窓から見ました。ここは、マロニエ(マロンの木)の並木道となっていて、東はオベリスクのあるコンコルド広場から、西は凱旋門のあるシャルル・ド・ゴール広場(旧エトワール広場)まで全長約3km続き、パリの観光スポットとなっています。さすがにキレイです。日本でいえば銀座の並木通り???でも、やはり風格も規模も違いますね(苦笑)ここにはルイ・ヴィトンの本社も並び、通過する際にガイドさんから紹介されました。その後、「コンコルド広場」を通過。広場の中心部には、エジプトのルクソール神殿から運んできたLuxor Obelisk(クレオパトラの針)が置かれています。オベリスクが建つこの広場は、1755年、Ange-Jacques Gabrielによって設計され、当初ルイ15世の騎馬像が設置されていたため「ルイ15世広場」と呼ばれていましたが、その後、フランス革命の勃発により、騎馬像は取り払われ、名前も「革命広場」に改められ、革命期には、ルイ16世やマリー・アントワネットの処刑が行われた場所でもあります。1795年、現在の「コンコルド広場」という名前で呼ばれ始める(公式名になったのは1830年)。有名な風景を眺めながら、歴史の一ページを垣間見たようなそんな気持ちになりました。

セーヌ川の河畔を通る最中に、有名な「オルセー美術館」が見えました。この建物はもともと1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルだったとのことで、壁にはめ込まれた大きな時計や自然光の差し込むアーチ型のガラス張り天井、そして縦長のプラットホームが特徴です。設計者はヴィクトール・ラルー(1850年 - 1937年)。現在はミレー「落穂ひろい」、マネ「オランピア」、ルノワール「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」など印象派の画家の作品が数多く収蔵されていることで有名ですね。このような古い歴史的建築物を利用しての美術館は、パリのあちこちに見られて、芸術の街たる所以になっています。時間があったら入場して鑑賞したかったけど・・・・残念です(-_-;)

トロカデロ広場に建つ「フォッシュ元帥騎馬像
トロカデロ広場から眺めた「エッフェル塔」、手前は美しいトロカデロ庭園
本当に言葉にならないくらい美しい風景ですね!!!
朝の逆光でシルエット風に映るその姿も素敵です
 
エッフェル塔
感動のあまり何枚も激写、トロカデロ広場はタイルもオシャレ
 
エッフェル塔の映像もご覧ください!!!
シャイヨー宮
エッフェル塔向かって左側
シャイヨー宮
エッフェル塔向かって右側
エッフェル方面からトロカデロ広場を望む
建物が円弧を描いているのが分かるでしょう?とても巨大な宮殿なんです!!!
凱旋門
シャンゼリゼ大通りの南端にちょうど入ったあたりのバスの後窓から撮影
とっても風格と気品のある佇まいですよね!!!!
バスはシャルル・ド・ゴール広場で凱旋門の周りをぐるぐる回ってくれました
上は展望台になっていて、パリの街並みが一望できます
シャンゼリゼ大通り
華やかな通りにはマロニエの木が
並びます
フランスのブランド、ルイ・ヴィトンの本店もあります
コンコルド広場
中央のオベリスクが象徴的ですよね
後ろの建物は左がホテル、右が海軍省
セーヌ川沿いに建つ「オルセー美術館」
もとは駅舎だったというから驚きです!!!!


●ルーブル美術館
●入場観光

私たちのバスは「ルーブル美術館」に到着しました。この美術館は、メトロポリタン美術館(アメリカ合衆国ニューヨーク)などと並んで世界最大級の美術館の1つであるとともに、アシュモリアン美術館(1683年)や、ドレスデン美術館(1744年)、バチカン美術館(1784年)と並んで、ヨーロッパで最も古い美術館の1つに数えられるほど、由緒ある歴史ある美術館です。この美術館で一番有名な展示品と言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」ですね。私たちは地下駐車場でバスを下車して、エスカレーターで建物の上に上がり、ガイドさんの説明で早速鑑賞をスタートしました。なんとカメラはフラッシュを炊かなければOK、ビデオも注意されなかったので大丈夫みたいでした。撮影しながら、鑑賞することができ、他国にないこのフランスの寛容さにびっくりしました。。当たり前ですが、ものすごい展示品の数々なので、短い時間で全部見ることは到底不可能です。そこでガイドさんが有名どころをピックアップして案内、説明をしてくださりました。(以下に今回見ることが出来た展示品の写真を紹介しています)見るものすべては、美術の教科書、テレビ等で紹介された有名な作品だったので、「あ、これがあの作品か〜見たことある!!!!」という感じで、親しみがありました。一つ一つの絵には歴史の重みが感じられ、本当に素晴らしかったです。一通り鑑賞を終え、ミュージアムショップでポストカードなどを購入しました。

帰りに地下にショップが並ぶエリアがあったのですが、そこには、あのスターバックスやアップルストアなどもありました。めちゃめちゃアメリカ文化ですけど、いいんですかねえ〜って思っちゃったのは私だけ!?アメリカ文化に排他的なフランスというイメージだったんですけど、実は意外と友好的なのかなと思ってしまいました。

ルーブル美術館入場チケット
ルーブル美術館案内パンフレット(表)
折りたたんであり、全部で数ページにわたります
ルーブル美術館広場
中央には有名なピラミッドもありますね!!!
美しい「逆さのガラスピラミッド」先端からこぼれてくる光
広場に建つ中央ピラミッドの下はこんな感じ
エスカレーターを上がり、展示室へ入っていきます
ミロのヴィーナス
展示品だけではなく、建物も豪華ですね!!!
サモトラケのニケ
階段を上がっていくと、展示が見えてきます
 

チマブーエ 天使に囲まれた荘厳の聖母子 1270 - 1280年頃

【左】サンドロ・ボッティチェッリ 婦人に贈り物をするヴィーナスと三美神(レンミ荘壁画)1483年頃
【右】パオロ・ウッチェロ サン・ロマーノの戦い 1435年頃
 
天窓から明るい太陽光が入ります
 
【左】岩窟の聖母(1483 - 1486年、レオナルド・ダ・ヴィンチ)
【右】
聖母子<美しき女庭師>(1507年、ラファエロ・サンティ)
絵のタイトル等、現在調査中(笑)
モナ・リザ(1503-06年、レオナルド・ダ・ヴィンチ)
離れた場所からの鑑賞となり、一番近くても肉眼ではこんな感じ・・・苦笑
モナ・リザ(1503-06年、レオナルド・ダ・ヴィンチ)
ズームして撮影しました!!!!
カナの婚礼(1562 - 1563年、パオロ・ヴェロネーゼ)
ここから赤い壁のゴージャスな展示室に入っていきます
 
グランド・オダリスク(1814年、ドミニク・アングル)
ナポレオンの戴冠(1805 - 1807年、ジャック=ルイ・ダヴィッド)
 
ナポレオンと妻ジョセフィーヌ
メデューズ号の筏(1816 - 1819年、テオドール・ジェリコー)
民衆を導く自由の女神(1830年、ウジェーヌ・ドラクロワ)
  

【左】キューピッドの口づけに目覚めたプシュケ(アントニオ・カノーヴァ作)、1793年
【右】瀕死の奴隷(ミケランジェロ作)1513 - 1515年

ミュージアムショップ
ルーブル美術館の中庭の開かれたところあるカルーゼル凱旋門
門の奥にはチュイルリー公園が広がります
(位置関係は上記案内パンフを参照)
動くバスの中から撮影したので、少し斜め気味なのはお許しクダサイ〜


昼食タイム〜ベルサイユ宮殿への移動

ルーブル美術館入場観光が終わり、次は昼食タイム。パリでもやっぱりビール!!!今回はベルギービールのレフという銘柄でした。そしてそして今回はフランス料理では有名な、そして私の一番恐れていた「エスカルゴ」がメニューに入っていました。かたつむりくんをいただくと思うと、本当にドキドキで、怖くて・・・。日本では皆さん「サザエを食べるような感覚だよ」って励ましてくださいました。しか〜し、郷に入れば郷に従えで、チャレンジしてみました。味はニンニクとバジルバターソース、食感は貝のような感じで、すごく美味しかった。私、実は全然食べれるじゃないですか(笑)他には牛肉の煮込み料理などもいただきました。テーブルにバラが一輪づつ飾ってあるのを見ると、やっぱりパリだなあって気がします。カジュアルなレストランでしたが、とても居心地が良かったです。

食後、再びバスに乗り込み、一路ベルサイユ宮殿方面へ向かいます。途中、セーヌ川沿いのシテ島に建つ世界遺産「ノートルダム大聖堂」の傍を通過しました。この大聖堂はゴシック建築を代表する建物で、フランス、パリのシテ島にあるローマ・カトリック教会の大聖堂。「パリのセーヌ河岸」という名称で、周辺の文化遺産とともに1991年にユネスコの世界遺産に登録。現在もノートルダム大聖堂は、パリ大司教座聖堂として使用されている。ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」すなわち聖母マリアを指すのだそう。バラ窓のステンドグラスを是非この目で入場して見たかったのですが、今回は出来ませんでした・・・・・(残念)その他、数々の世界遺産や名所を道なりに見ることができました。

昼食をいただいたカフェレストラン
店内の様子 ベルギービールLeffe フランスパン
一番左はエスカルゴ用 エスカルゴ 牛肉の煮込み
付け合わせはなんとライス!!!
デザート
メレンゲっぽい感じ
ビールを片手にハイチーズ!!! 一輪のバラ
テーブルに飾ってあってオシャレ
  レストラン内部から通りを望む
  
  世界遺産「ポン・ヌフ橋
パリで最も古い橋ですが、名前は「新しい橋」という意味
船の上からの方が、綺麗に見えるんですが・・・・(-_-;)
  
  世界遺産「コンシェルジュリー
プィリップ4世の宮殿だったが、14世紀後半以降は牢獄となり、マリーアントワネットもここに収容されたそう
  
世界遺産「ノートルダム大聖堂」
  
  大聖堂の周辺はものすごい人ごみ
  
  聖ミッシェル教会
  
  聖ミッシェル教会の近くにあるカフェ&新ルネッサンス様式の市庁舎
  ポンデザール橋
かつて、橋のフェンスに2人の永遠の愛を込めた「愛の錠」をイニシャル付きで取り付けるのが
流行となっていたらしいのですが、現在は景観を損なうという理由で禁止されているとか(笑)

橋の向こうにに見えるのはルーブル美術館
  
  セーヌ河岸ではお馴染みの古本露店商(ブキニスト)や絵を売る店、空には飛行機が造った雲が!!!
  
  世界遺産「アレクサンドル3世橋
パリで最も壮麗な橋
  
 アレクサンドル3世橋の聖ミカエルの像
  
  エッフェル塔
今度は逆光ではなく、きれいに見えました!!!



世界遺産「ベルサイユ宮殿」観光〜パリ・オペラ座

パリから1時間半〜2時間程バスで走り、「ベルサイユ宮殿」に到着すると、そこはもうゴージャスな別世界!!!この宮殿は、1682年、フランス王ルイ14世(1638年 - 1715年 在位1643年 - 1715年)が建てたフランスの宮殿。パリの南西22キロに位置する、イヴリーヌ県ヴェルサイユにある。主な部分の設計はマンサールとル・ブランによっておこなわれ、庭園はアンドレ・ル・ノートルによって造営された。バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名です。広場の石畳はとてもごつごつしていて、特にオシャレ靴では非常に歩きにくい印象。建物はとにかくキラキラしていてゴージャスの一言に尽きます。私たちはまず庭園の方に向かい、外側から観光。庭園に入るには入場料が別途かかるし、時間がなかったので外観だけ、眺めましたが、それだけでもとっても綺麗な庭園なのが分かりました。その後、宮殿内を入場観光しました。当たり前ですが、入場の際は厳重なセキュリティチェックを受けました。特に圧巻だったのは、儀式や外国の賓客を謁見するために使われたあの有名な「鏡の間」です。キラキラが鏡に反射してさらにキラキラ。贅沢な空間という感じでした。ルイ16世やマリー・アントアネットら家族の肖像画や、マリー・アントワネットのゴージャスな寝室も見ることが出来ました。観光が終わり、最後にショップでお土産を見てから、バスに戻りました。

驚いたことに、ベルサイユ宮殿内で日本人ポップアーティストで芸術家村上隆さんの展覧会も同時開催されていました。現地では「ベルサイユ宮殿での展示にその作風が合わない」として、抗議デモが行われた等々、帰国後ニュースで聴いてびっくりしましたが、確かに重厚な宮殿の中で、彼のポップな作品展示は違和感がありましたが・・・日本人としては誇らしい気持もしたのは確かです。芸術の世界は幅広いし、フランス人は新しい文化をこれまでも受け入れて現代があるという歴史を考えると。。。。そのうち騒動も落ち着くかなって思いました。それよりもベルサイユは古い宮殿で、その修復なども含め維持管理費用というのは大変な金額だと思います。たとえば、ベルサイユ宮殿の来場数閑散期にスポット的にこのような展示をして入場数を一定に保ち、収入増を狙い、それを維持管理費用に充てるという目的もあるのかもしれませんね。

ベルサイユ宮殿を後にして、再びパリ市内へ向かいました。私たちは閉店が決定している「パリ三越」でトイレ休憩を取るために、オペラ座のある8区周辺に来ました。そこには、聖女マグダラのマリアを守護聖人とするカトリック教会である「マドレーヌ寺院」や敬愛するセリーヌ・ディオンが最年少で公演を行ったこともある歴史ある「オランピア劇場」や、パリ国立オペラの公演会場の一つになっている「オペラ座(オペラ・ガルニエ)」もあるとてもゴージャスな通りです。私たちはバスを下車し、トイレ休憩のついでに、オペラ座については実際にまじかで写真を撮影したりしながら、そのゴージャスな雰囲気を十分に満喫することが出来ました。

その後、私たちは再びバスに乗り、セリーヌ川ディナークルーズへ向かいました。

パリとヴェルサイユ宮殿の位置関係
ヴェルサイユ宮殿」観光ガイド
4つ折りになっていて、広間毎の説明があります
「ヴェルサイユ宮殿」正面入口
入口にある彫刻 入場すると石畳の向こうに宮殿が!!!
「ベルサイユ宮殿」中門入口
門のゴールドと飾りが何ともいえず豪華ですね
庭園側からベルサイユ宮殿を望む
 
真っ青な空にクリーム色の宮殿
コントラストがものすごく素敵だと思いませんか?
ベルサイユ宮殿内にある庭園
 
宮殿観光入場口と、入場口から入って直ぐの階段
王室礼拝堂
ルイ16世とマリー・アントワネットが婚礼の儀を行った場所
 
ヘラクレスの間
1736年に完成した宮殿内で最も大きな部屋
天井にはヘラクレスを題材にした約321uの巨大な絵が描かれています

ルイ14世後期の最高傑作
ウィーナスの間
ヴォーとル・ブランによって1668年に完成した部屋
天井にはヴィーナスを中心として様々な神が描かれています
 
アポロンの間
玉座の間と呼ばれ、王が謁見したり、ダンスに興じた部屋
王の玉座の後ろには総金糸のタペストリーが飾られ天井にはアポロンが描かれています
ここに有名な「ルイ16世」の肖像画が飾られています
鏡の間
天井画にシャンデリア、貼られた鏡が豪華な「鏡の間」
王の寝室
煌びやかな王専用寝室
平和の間
天井の絵画がものすごくキレイ
王妃の寝室
(化粧箱やベット、ソファー)
こんなにキラキラしていたら眠れませんって(苦笑)
大膳式の間
ルイ14世時代は衛兵の控えの間だったが、マリーアントワネットの時代には
王と王妃が公式な食事をする場として使われたそう

マリー・アントワネットの絵があります
 
マリー・アントワネットの肖像画
祭典の間の絵
ここは、かつては礼拝堂、衛兵の控えの間としても使われていた広間ですが
戴冠式の絵のために改装されたんだそうです
祭典の間
ルーブル美術館でも見たダビット作「ナポレオンの戴冠式」
ルーブルにあるのは1作目、こちらは2作目なんだそう
ベルサイユ宮殿正面より
ベルサイユ宮殿左側の建物 ベルサイユ宮殿正面 ベルサイユ宮殿右側の建物
ベルサイユ宮殿正面広場を宮殿側から望む
 
宮殿内の村上隆氏の作品 村上隆氏自身を模したオブジェ
うーむ、やっぱりちょっと違和感・・・カナ(汗)
マドレーヌ寺院
入口に植えてあるお花もキレイ
ゴージャスで雰囲気のある建物が並びます
オランピア劇場
オペラ座(オペラ・ガルニエ)
オペラ座傍にある有名カフェ 何度見てもゴージャスなオペラ座 右隣にはランセルが入った建物
オペラ座側から通りを望む
どの風景を取っても絵になるのはサスガ!!!
パリ三越がある通り
ぱっと見、日本の表参道に似てる??


セーヌ川ディナークルーズ

ディナークルーズは午後6時半からスタート。ディナーといってもまだまだ全然暗くないし!!!ここでツアーの参加者のご夫妻の息子さんで、パリで勉強中の方と合流。見た目は元エンゼルスの長谷川選手(もう引退なさったけど)にそっくりで、ご夫妻は再会をとても喜んであったようです。この季節のパリは8時過ぎないと暗くならないそうです。夜景は楽しめなかったけれど、河岸の風景などなど、美味しいカジュアルな食事と共に、約2時間、十分にその雰囲気は楽しむことが出来ました。

いよいよ船に乗船
船では河岸の景色が楽しめるように、窓が大きくガラス張り
窓から見えるのはオルセー美術館
船内の様子 ワイン 前菜
メインのチキン パン
ちぎった後に撮影(苦笑)
デザート
 
船内から見えたエッフェル塔 パリの自由の女神像
本場はアメリカのよりもかなり小さい


★パリにある「自由の女神像」について
(ウィキペディアより)

フランスがアメリカに自由の女神像を送ったことの返礼として、パリに住むアメリカ人たちがフランス革命100周年を記念して贈ったものである。セーヌ川のグルネル橋のたもとに位置し、高さは11.5メートル、重さは14トンと、ニューヨークにあるものより小さめである。1889年11月5日に除幕式が行われた。同じくバルトルディの設計によるもので、除幕も彼の手によって行われた。左腕に抱える銘板には、フランス革命のきっかけとなったバスティーユ牢獄襲撃が起こった1789年7月14日の日付が刻まれている。


パリの風景を見ていたら、大好きなセリーヌがパリOlympic招致のために歌った「A Paris」を思い出しました。(←残念ながらこの時開催地はロンドンに決定・・・)

Celine Dion - A Paris



ホテル戻り〜就寝

ディナークルーズを終えて、日が暮れてきました。ホテルに戻る途中で幸いにも夜景も楽しむことが出来ました。(実はエッフェル塔の夜景も見ることが出来、ビデオに収めたのですが、後で間違って映像を消去してしまったおバカな私(涙)ということで、残った貴重な映像からの写真を少しだけご紹介)今日は一日盛りだくさんの観光で心もお腹も満たされました。さて、明日は終日モンサンミッシェル観光で朝の出発が早いということなので、早めに就寝しなければ・・・・・そんなこんなで無事6日目が終了しました。

とても幻想的な風景ですよね〜〜♪
眠らない街という感じですね!!!
パリジャンは夜遅くまでカフェで楽しみます

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