Candy Dulfer
■Japan Tour 2005 Schedule
2005年6月 6日〜11日 ブルーノート東京
2005年6月13日〜14日 ブルーノート大阪
2005年6月15日〜16日 ブルーノート福岡
2005年6月17日〜18日 ブルーノート名古屋


■Tour Member
キャンディー・ダルファー Candy Dulfer (Saxophone)
チャンス・ハワードChance Howard(Keys / Vocals)
トーマス・バンク Thomas Bank(Keyboards)
ウルコ・ベッド Ulco Bed(Guitars)
ミシェル・バン・シー Michel van Schie(Bass)
ジョン・バン・ブラックウェル John Blackwell(Drums)

■6/16・2NDSTAGE SetList
MUSIC IS LOVE
QUICK STEP
(From 「MADE BY MACEO」/MACEO PARKER
SOULSAX
YOU ARE THE ONE

FINSBURY PARK CAFE '67
LIFE OF THE PARTY
(From 「MUSICOLOGY」/PRINCE)
BROWN SUGER
PICK UP THE PIECES
EVERYTIME
SAX A GO GO
THERE IT IS

■Candy Dulfer Profile

●母国のオランダでは、10代にして国民的アイドルに。男勝りのパワーにキュートな美形。エッジの効いたビートとダンサブルなファンク・グルーヴ。これでクラブやホールに集うファンはもちろんのこと、プリンス、メイシオ・パーカー、デヴィッド・サンボーンなど数々のスターたちを悩殺してきた。昨年は、そのメイシオと一緒にプリンスのワールド・ツアーに同行。アルト・サックスと歌で大活躍した次に、メイシオの最新作『スクールズ・イン』にも参加。憧れのアイドルと結んだ親交をタフに踏み固めたうえで、目下、『ライト・イン・マイ・ソウル』に続くニュー・アルバムに向け、サクシュアリティに鞭を入れているところ。熱心なファンなら、サックスとヴォーカルが今度はどんな網目模様を見せてくれるかに、期待は尽きないだろう。プリンスとメイシオからもらったパッションに、キャンディのからだが反応しないはずもないからだ。

●1969年9月19日、オランダのアムステルダム生まれ。父親ハンス・ダルファーはオランダを代表するサックス奏者。父に連れられ幼い頃からジャズ・クラブなどに出入りし、8歳でサックスを学ぶ。11歳になると早くも父親のバンドに加わりアルト・サックスをプレイし、アムステルダムの名門クラブ“ビムハウス”などに出演して話題をさらった。'84年に自己のグループ“ファンキー・スタッフ”を組んで本格的な活動を開始するとたちまち脚光を浴び、'88年にはマドンナとプリンスのオランダ公演の前座を務める。これらの評判から、デイヴ・A.スチュワートが映画『リリィ・ワズ・ヒア』のテーマ曲にキャンディを起用。この曲のヒットによって広く知られるようになった。'

90年に初アルバム『サクシュアリティ』を発表すると、100万枚のセールスを突破しグラミー賞にノミネイト。ビルボード誌チャートの「年間トップ100」にも入る成果を収めた。評価を決定づけたのは'93年の第2作『サックス・ア・ゴーゴー』で。メイシオ・パーカーやタワー・オブ・パワー・ホーンズとの熱烈なファンク・ミュージックによって世界の舞台に躍り出た。さらに'93年は、大物バン・モリソンのレコーディングやツアーに参加することで活動の幅を広げている。以来、3作目の『ビッグ・ガール』を父ハンス・ダルファーやデヴィッド・サンボーンと制作。4作目の『フォー・ザ・ラブ・オブ・ユー』では、アイズレー・ブラザーズの名曲を軸に、バラエティに富んだファンク・ミュージックを展開し、アルバム・セールスは250万超。5作目の『ガールズ・ナイト・アウト』(ここまでのアルバムはBMGジャパンから)では、JB'sのメンバーとソニー・ロリンズのナンバーを取り上げるなどして新生面を輝かせてみせた。

来日公演も'92年から1年と空けずに続け、'02年暮れは父ハンスと日本で初のクラブ・ギグを実施。'03年の夏は、斑尾のジャズ・フェスティバルにも出演するなどしてメガスターのパワーを惜しみなく見せつけてきた。最新作は、メイシオ・パーカーをゲストに迎え、ボーカル・トラックに力を入れた『ライト・イン・マイ・ソウル』(ビクターエンタテインメント)。さらに昨年は、100公演超のプリンスのツアーをメイシオ・パーカーと一緒にサポート。その波に乗って、メイシオの最新作『スクールズ・イン』(ビクターエンタテインメント)にも参加。歌とサックスのデュエットで、新機軸を力強くアピールしている。来日するのは、'03年10月の公演以来約1年8ヵ月ぶり。


■LiveReport(6/16・2ND in Bluenote Fukuoka)

定刻になり、メンバーがステージに登場。「きゃーーーーーっつ」どっと沸く観客。キャンディーの服はジーンズにキラキラのサンダル、上はVネックのベージュラメ入りのインナーに白いジャケットですごく素敵です。チャンス・ハワードの「All right!!How are you doing!!パーティーを楽しみたいかい?(英語)」「Yeah〜〜〜♪」という掛け合いでライブはスタート。最初は新曲の"MUSIC IS LOVE"前奏の時にキャンディーが「フクオカ ニ コレテ トテモ ウレシイデス!!」と挨拶。キャンディーの最初の音が流れると雷に打たれたように体中にしびれたような衝撃が走りました。やっぱりスゴイ!!曲調はミディアムテンポでズシンズシンと心臓に来るカンジ。曲が終ると「ドモ アリガトウゴザイマシタ、Thank you! I'm very very happy to be here!!」と話すキャンディ。ここで8月末に閉店予定のここブルーノート福岡について、「とても悲しい、でもまた福岡にすぐ戻ってきたい。これまで頑張ってくれたスタッフの皆さんに感謝したい(英語)」といったことを力強くコメントしてました。

そしてメイシオ・パーカーの曲
"QUICK STEP"。最初に「私はメイシオが大好きなの。ここブルーノートにもにも来るそうね!!皆行ってね!!(英語)」と話す彼女。ファンキーな曲でキャンディーは気持ちよくステップを踏んでサックスを吹きまくってます。観客も手拍子したり、身体を揺らして踊り大騒ぎ。次はロマンティックな曲"SOULSAX"。お得意のメローな曲調に乗って心地よいうっとりとしたサックスの音色を披露する彼女。「Thank you so much!!」と話す彼女。次の曲も新曲"YOU ARE THE ONE"。かなりノリノリのファンキーでクールな曲。「You are the one、You are the one、You are the one〜〜♪」と彼女の低音でセクシーなボーカルも入ります。ゾクゾクってしびれますね。観客もかなりハイテンションに手拍子したり踊りまくっています。曲間にドラムのジョン・バン・ブラックウェルのものすごく激しい超絶技巧のソロ。バチをくるくる回して持ち替えてたたいたり、テクニックを見せつけ、全身全霊を込めて叩いていました。あまりの迫力と叩く音にに心臓がバクバクしました。ソロが終わった後に観客から割れんばかりの拍手が!!

その後間髪いれず
"FINSBURY PARK CAFE '67"が始まる。とってもメローですごく心地いい曲。ここで全員のメンバー紹介が入りました。そして次の曲はプリンスのパーティーソング"LIFE OF THE PARTY"。この曲はキャンディーがプリンスのアルバム『Musicology』に参加して共演しているもの。(その後2005年はプリンスの全米ツアーに同行)プリンスの代わりのチャンス・ハワードさんとキャンディーのボーカルの掛け合いが見物で、ここではボーカルに専念してサックス演奏はありません。観客はチャンスさんと「I'd like to party〜♪」と大合唱、そしてキャンディーと「Party Party〜♪」と掛け合いながら大合唱!!終わった後はすごい拍手の嵐。次は少しダークな感じの"BROWN SUGER"。タイトル見たらまるでローリング・ストーンズの曲のようですが、全く違います!!チャンスがボーカルのメインで、キャンディーが追いかけるように歌ってて素敵でした。

そして曲が終了した後、キャンディーが冗談交じりに「あと1曲になったわ。それから名古屋へブルートレインで移動しないといけないのよ!!」と言ったら、観客が「No〜〜〜〜〜!!」というたリアクションが。ここで終ったらヒートアップした観客が怒りますって!!そしてお待ちかね
"PICK UP THE PIECES"が始まる。皆待ちに待っていたような盛り上がりぶり。間奏のところの叫びを観客が担当して(爆)「キャーーーーーーー」と叫びなかなかいい掛け合い。そして曲間でキャンディーが「これは秘密だけど・・・ブルーノート東京では"東京が一番!!"と言って、ブルーノート大阪では"大阪が一番!!"と言っているんだけど・・・・実は福岡が一番なのよ!!!これ他のブルーノートには絶対秘密ね〜〜(英語)」と言ってくれて、リップサービスだけど観客は相当喜んでいました。そして「Do you want to go home?(キャンディー)」「No〜〜〜〜〜!!(観客)」「OK good!!、問題があるの。私の問題は演奏をやめられないことよ!!(英語)」とキャンディーが言ったらものすごく喜ぶ観客。キャンディーは本当にお客さんを乗せるのが上手い(^_-)-☆そして曲が終わり、「Thank you so much Fukuoka.アリガトウゴザイマシタ!!」と話すキャンディ。最後に改めてメンバー紹介をして、「ブルーノートフクオカ、サヨナラ!!」と言ってステージを降りていきました。ドラムのジョンがスティックを数名のお客さんに上げていまいた。いいなあ。

そして興奮冷めやらぬ観客からの怒涛のアンコールの手拍子の嵐にいざなわれるように再びメンバーが登場。「All Right!!、帰りたくないの?もう一曲聞きたい?(英語)」「Year!!」「21か22才の時・・・・(笑って)いいえ25才の時の曲
"SAX A GO GO"をやるわよ。「Are you ready?」ここでお客さんの声が小さめだったのか、念押しで「I said!! Are you ready?」と呼びかけると、「Yeah〜〜〜〜〜〜!」!と応える観客。曲が始まると観客も一緒にSAX A GO GO〜♪と大合唱。「Very very Good!!」と大満足のキャンディー。これまで以上にサックスのソロにも熱が入っている感じ。「Thank you so much!!We love you!!」ここで観客に手振りで西城秀樹さんのYMCAならぬ(爆)エス・エー・エックスと手振りで表現するように促すキャンディー。観客のボルテージが一番最高潮に達した後に、曲は終了。「サヨナラ。アリガトウゴザイマシタ。Good Night!!」「Prease come back to Bluenote Fukuoka as much as you can」という言葉を残してステージは約1時間半で幕を下ろしました。かなり終わった後は心地良い疲労感でステージと観客が一体となった素晴らしいステージでした(^_-)-☆

(※
EVERYTIMETHERE IT ISは演奏したんだとは思うんだけど、どこがそうだったのか気付きませんでした・・・・(^_^;))


終了直後の店内の模様
興奮冷め遣らぬ感じですごくにぎやか
ステージの模様
右端はトーマス・バンク氏(キャンディの彼)
キャンディーの後姿
一人一人サインしてあげるキャンディー


■コンサートあれこれ
◇並び〜開演まで

当日は平日ということもあり、当然お仕事!!ブルーノートは先着順で席が決まるので、Second公演(20:45開場、21:30開演)だけれども並んで最前列中央をゲットするぞ!!と仕事が終る17時にダッシュして現地に向かうつもりでした。が、終った直後にトラブル大発生ということで(^_^;)、現地に着いたのは18時ごろ。既に前には人が数人並んでおり、数えたら私は7番目!!3団体目ではあるんだけど、中央は無理。でもラッキー7だし、少々寄ってても最前列はなんとかゲットできそうだということで、椅子に座って長い長い開演待ち。友人は仕事を18時に終えてこっちに向かうということでしたが、メールで連絡が入り、チケットを忘れたとの事です。取りに帰ってくるので少々遅れるとのことでした。そうそう時間はまだたっぷりあるし。

1番目の男性はサックス持参でした。めがねかけて真面目そうなカンジの人でしたが・・・・(回りも引いちゃう位、我を忘れて踊りまくっていてびっくりしました)2番目以降の人たちは5人組の団体さん。どうも遠くから来ているらしく、車をどこに停めた?とかそういう話をしてましたね。そんなこんなで人間ウォッチングをしたり、友人にメールしたりしながら過ごし、19時半ごろ友人が合流。喉が渇いた私はスタバで冷たいモカフラペチーノを友人の分も含めて買いに走りました。あ〜〜飲んだとたん空腹のお腹が喜んでました・・・・。そんな感じで2時間45分くらい、ファーストの音がドアから漏れる中で開場を待ちわびたのです。

開場して着席した席はステージ向かってセンターよりもやや左よりの最前列。前回みたいな最前列中央は無理だったけど、ここもなかなかいい席です!!3200円のプレートディナーととりあえずビールを注文。友人はワイン。お腹がすいていたので夢中で食べましたよ(爆)今日は満員御礼なので追加注文もなかなか来ないということで、サービスに疑問も感じつつ、でも仕方ないかと思い開演を待ったのです。

◇サイン&写真撮影会

ライブ終了後はお決まりのサイン&写真撮影会。今日は彼女が日本でブレイクした大ヒットアルバム「Sax-a-go-go」を持参。周りを見てもここまで古いのを持ってきてる人は居なかった模様です(だって、最新アルバムには前回のライブでサインいただいちゃったし)。長蛇の列にキャンディーは嫌な顔を全くしないで快くフレンドリーに一人一人に対応しています。後のほうで並んだので、順番が来るのが遅かったんだけども、さて、私の順番が!!

"Hello!!"とまずは握手(^_-)-☆で、いきなりキャンディーが「最前列に居た方でしょ?覚えてるよ(英語)」って言ってくれました。そうです、キャンディーさん、何度も私の前に来て演奏してくれたから(感動)例えその記憶が今晩だけだとしてもうれしいです(大興奮)素敵な笑顔を目をあわせながら、うわ〜やっぱりキャンディーはきれいで素敵だぁ〜〜とぽーーーっとしながら、"I enjoyed your live very much!!(私)" "Oh〜That's Good!!(キャンディー)""I enjoyed your live in two and three years ago in here.Your daddy・・・・(ここでキャンディがハンス・ダルファーねとフォローしてくださいました) and you do live together was a very exciting !!(私)Oh〜〜Thank you for coming again!! (キャンディー)なんだかむちゃくちゃな英語だけど、なんとか通じてるみたいってびっくりでしたけど、彼女は拙い英語をダンボの耳して聞き取ってくれて気遣ってくれてるんだろうなあ、母国語が英語でない人の英語はとても聞き取りやすく、それはキャンディーも同じかも。"sign??"と言ってくれたので、"Please!!"と「Sax-a-go-go」のジャケットを差し出し、そこには"Thanks For Coming Again!Love(ハート) Candy Dulfer"と書いてくれました〜〜〜。サインの間に"Do you Know ○○○(←友人の名)?She was dancing with you on stage in Bluenote Osaka a few days ago.She plays saxophone!!"と言ったら"Oh〜〜○○○!!Is she a your friend?"(キャンディ)"Yes!!"(私)と友人の話でも盛り上がりました。そして写真撮影!!まるでお友達のようにフレンドリーに写真を撮ってくださいました。最後に握手を再びして"See You Next Time!!"そう言って、その場を去りました。

あ〜〜なんてキャンディーさんっていい人なんだろ。ステージではアーティストとして力強くて素敵で、近寄っちゃいけないかもってくらいオーラがあるんだけれど、ステージ降りたらものすごく優しくて気さくで親切でお友達みたいに接してくれます。そんなキャンディーに改めて惚れた今晩なのでした。

すごくフレンドリーなキャンディーと記念撮影!!
サインをもらったCDジャケット セットリスト(ステージ床に貼付分)


◇ブルーノート福岡の閉店

今回がブルーノート福岡でキャンディーのライブを見る最後となります。そうライセンス契約が切れるので2005年8月末で閉店してしまうのです。ステージ最中にもキャンディーはブルーノートがなくなるのは寂しいと言っていて、また福岡に来ると言ってくれましたが、どこでやるんだろう・・・・・。こんなにファンとアーティストの一体感のある場所って他にないです。店員さんには名前は変わってもどうか別の形で会場は残して欲しい、そう伝えて後にしました。


◇トラブル

一緒にいった友人がサイン&写真会終了後に体調を悪くして、(もともと最初から体調は思わしくなったようでしたが、オールスタンディングのノリノリライブが追い討ちをかけたようです)終了後、しばらく長いこと出口の椅子でゆっくり安静に座らせ見守っていました。時間は夜中0時を回っており。どうせ帰りはタクシーです。約1時間くらいたった頃でしょうか、出口からキャンディー+ウルコさん+?の3人が入り口から出てきました。ホテルに向かうのでしょう。苦しむ友人を介抱しながら、「バイバイ〜キャンディー!!」と手を振ったのです。1時過ぎに容態の落ち着いた友人とタクシーに乗り帰宅。友人を送り届けて自宅に戻ったのは1時半ごろでした。

■LINK
オフィシャルHP(オランダ)

http://www.candydulfer.nl/