THE BEST OF CYNDI LAUPER CONCERT
★CYNDI LAUPER★

■ジャパンツアーについて(2004.6.2 Sony Music Onlineより抜粋)
'83年にデビュー、その個性的なヴォーカルは“七色の歌声”と呼ばれ、キュートなルックスは女性層からも圧倒的な支持を得て、瞬く間に世界中を魅了したシンディ・ローパー。「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」「シー・バップ」「タイム・アフター・タイム」「トゥルー・カラーズ」などの彼女の大ヒット曲は、80’sロック/ポップスの代表曲であると同時に、音楽ファンの心に永遠に輝き続ける宝物とも言えます。そのシンディ・ローパーの、待望の日本公演が迫ってきました! しかも今回は、『ザ・ベスト・オブ・シンディ・ローパー・コンサート』と銘打たれており、前述のようなスーパー・ヒット曲ですべて埋め尽くされた、まさに“ベスト・オブ”な内容となっています。一緒に歌い、踊り、そしてつい涙するコンサートになること間違いなし。絶対にお見逃しなく!ウイ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン!!

■スケジュール

2004年6月13日(日)東京厚生年金会館
2004年6月14日(月)北海道厚生年金会館
2004年6月17日(木)東京 渋谷公会堂
2004年6月18日(金)大阪厚生年金会館大ホール
2004年6月20日(日)名古屋市公会堂
2004年6月21日(月)東京 渋谷公会堂
2004年6月23日(水)広島アステールプラザ
2004年6月24日(木)福岡市民会館

■セットリスト(2004.5.24Thu. 福岡市民会館)

1.At Last (from At Last)
2.Shine (from Shine)
3.Change Of Heart (from True Colors)
4.Wide Open (from Shine)
5.Eventually (from Shine)
6.Madonna Whore (from Shine)
7.She Bop (from She's So Unusual)
8.Sisters Of Avaron (from Sisters Of Avalon)
9.I Drove All Night (from A Night To Remember)
10.True Colors (from True Colors)
11.All Through The Night (from She's So Unusual)
12.It's Hard To Be Mine (from Shine)
13.Money Changes Everything (from She's So Unusual)
(アンコール)
14.Waters Edge (from Shine)
15.Time After Time (from She's So Unusual)
16.Girls Just Want To Have Fun (from She's So Unusual)

※6/14札幌では9曲目の"I Drove All Night"の代わりに"Walk On By"を演り、6/17東京では8曲目と9曲目の間に"Walk On By"が追加され、6/21の東京はバースデー前日だったせいかダブルアンコールで、17・18曲目で"What's Going On"と"Stay"をやったそう。6/23広島は11曲目の"All Trough The Night"の代わりに"What's Going On"をやったそうです。他のところは大体最終の福岡公演と一緒のよう。

■コンサートレポート(2004.6.24Thu. 福岡市民会館)
(注)見づらい場合はメモ帳等でコピペしてご覧下さい。
開演から20分遅れの19時20分ごろ客電が落ち、ピアノの伴奏が静かに始まり、キャーッという歓声の中でシンディが登場!!黒のからだにフィットした感じのパンツ系衣装を着ていたシンディ。"At Last"を静かに力強く歌った。短めの歌に続き、間髪入れず雰囲気ががらっと変わって"Shine"が始まる。さっそく左側の階段から客席に降りて、乱入!!椅子の上に上がってファンに囲まれながら力強く歌うシンディ。既に観客はノリノリ状態で大きな手拍子が鳴り響いた!!最後ちょっと途切れたように曲が終了したのに観客から笑いがこぼれたのです。

そして続いてはシンディがハンマーでカンカンカンと地面を叩いて、それを合図にハードでエッジの効いた大ヒット曲"Change Of Heart"が始まる。ステージをところせましと踊り走りまわるシンディ。ノリノリの曲に更に大きな手拍子。カッコいい黒人女性のしびれるギターソロ。客席は3曲目にして手のつけられない状態に!!そしてメンバー紹介。今回はギターの女性の他にブルーのバイオリンを持ったノリノリお姉さんも居ました。その後「コンバンワ〜フクオカ!!」と私たちに呼びかけるシンディ。かわいいキュートな声にびっくり。「シンディ〜〜」とあちこちで声が飛び交い、また前列の観客から「Happy Birthday!!」と声が飛ぶと「Oh〜〜Thank you!!」と返すシンディ。うわ〜かわいいっ!!すごく和やかな空気が流れました〜。22日で51歳の誕生日を迎えたシンディ、とてもエネルギッシュでパワフルでそのようには見えない!

その次は
"Wide Open"。すごくかっこいいサウンド。「ドウモアリガトウゴザイマス」と話すシンディ。その後は自身もファンである坂本龍一さんの話をした後、始まったのが"Eventually"(坂本龍一との共同製作作品だそう)。シンディの前に琴のような弦楽器が登場して、シンディも自ら演奏ながら歌った。すごくシリアスでメロディアスでじーーんとくる切ないメロディーに胸がキュンとしました。観客はずっと聞き入りモードで歌うシンディをひたすら見つめていた。次は落ち着いた感じのロックナンバー"Madonna Whore"。この曲ではリコーダー(懐かしい!!)も片手に持って演奏してて、観客は手拍子してシンディの歌を後押しする。

次に始まったのはなんとびっくり超スローでフレンチアレンジの
"She Bop"オリジナルのダンサブルなバージョンもいいけれど、これも素敵な感じに仕上がっていて観客も大満足の拍手。次は「この曲は以前に日本に来たときにインスピレーションを受けて作った曲なの!!(英語)」と始まったのは"Sisters Of Avaron"。ギターを弾きながら歌うシンディ。穏やかでいてロックなナンバーで今回とっても気に入りました。途中「ゲンキ?」と観客に叫ぶシンディ。「ゲンキ〜」と大声で叫び返す観客。

そして更に大きな手拍子とともに始まったのはロイ・オービソンがオリジナルで後にセリーヌもカバーしている"I Drove All Night"。これには私も大感激(涙)シンディーはステージを所狭しと走り回り、そしてサイドの階段状のスピーカーにも上がり、私たちにノリノリで歌いかける。「I Drove All Night〜〜〜〜♪」と声の伸びもばっちり、パワフルな歌声を聞かせてくれました。終わったときのものすごい大きな拍手。シンディが通訳さんを連れてステージに登場。シンディのコメントは「私はTrue Colorsのツアーで初めて日本に来たわけですが、この曲を歌うといつも大好きな日本のことを思い出します。今回また皆さんの前でこの曲を歌えることを心からとても嬉しく思います。大好きな皆さんに
"True Colors"を捧げます」というものでした。思いのこもった感激のコメントにファンはジーン。暗闇の中でシンディにのみスポットライトが当たり、この曲を歌うシンディをすごく美しいと感じました。。通訳さんが「トゥルーカラーズ」を「ツルーカラーズ」と言ったので、連れが大爆笑(笑)皆シンディと一緒に口ずさんで歌っていましたが、シンディが最後の最後で観客にマイクを向けたので、締めのフレーズ「A Beautiful Like A Rainbow〜♪」と大合唱。ステージと観客の一体感をすごく感じた瞬間です。続いてバイオリンのソロの伴奏から、懐かしい大ヒット曲"All Through The Night"が始まる。その次は"It's Hard To Be Mine"

そして続いて始まったのは大ヒット曲"Money Changes Everything"涙が出るくらい懐かしくて最高の瞬間で、80年代にタイムスリップした感覚を覚えました。ひときわ大きな手拍子と歓声が。大きな声で「Money Changes Everything〜♪」と歌いシンディと一体になる。「Money〜〜〜♪」と力強くすごく声の伸びるシンディ。もうこれはたまりません!!「Thank You」と呼びかけステージを去るシンディ。そして怒涛のアンコールの出拍子が。皆登場を心から待ちわびている。しばらくすると伴奏が流れ出し、再びシンディが登場。「キャーーー!!」歓喜の歓声が会場いっぱいに響き渡った。そして始まったのは
"Waters Edge"。穏やかなバラードソングで会場は一気にほのぼのとした雰囲気に包まれた。「シンディーーー」と叫ぶ多くの観客。

次に始まったのは名曲"Time After Time"。シンディの前に再び琴のような弦楽器が現れ、椅子に座り演奏しながら心を込めて歌うシンディ。両脇にはギターの黒人女性とバイオリンの女性も座って一緒に演奏。懐かしい気持ちで穏やかな曲に心が休まる瞬間でした。次はお待ちかね"Girls Just Want to Have Fun"。会場がすごく大きな手拍子に包まれました。プロモさながらに踊りながら歌うシンディ。あの時と違うのは髪の長さと色くらいかな(笑)「Girls Just Want To Have〜」とシンディが歌って観客にマイクを向け「ファ〜ン」と大合唱する観客。「ジャストワナ〜♪」と歌ってマイクを向けるシンディーに続いて「ジャストワナーーーァ」と何度も歌う私たち。途中で"Hey Now"のフレーズも登場して楽しいアレンジになっていた。シンディに「両手をこう振って!!」と両手を同時に押し出し左右に振る仕草を会場のオーディエンスに促し、振る私たち。かなり長いことしたので、運動不足の自分は腕がピキピキッとなり、つりそうになっていたのです(爆)。且つ「ジャンプもして」って言われて、もの凄い状態に(笑)そうですものすごくノッていたのです。最後の締めはシンディが「Girls Just Want to Have〜♪」と歌って私たちが「ファ〜ン♪」と大合唱で答え、次第に曲のテンポが速くなりショートカットの短い「ファン!」コールをシンディと掛け合い曲が終了。怒涛の拍手と歓声の嵐。シンディが私たちに「Thank You」と感謝の気持ちを呼びかけて会場を去っていくと、会場は再び大きなアンコールの手拍子が鳴る。が、コンサート終了のアナウンスが流れ、「ええええーーー」とどよめきながらもまだやまないアンコール。するとシンディがもう一度出てきてくれて、私たちに手を振りながら、また去っていきました。

終了時間は21時ごろで、大盛り上がりのうちに約1時間25分間のライブは終了したのでした。風邪気味だったシンディだけど、思い切り最高のプロフェッショナルなステージを見せてくれたキュートなシンディ。正直ステージングやボーカルは以前よりもパワーダウンしてるだろうなと想像していたのですが、そんな心配は1曲目で吹っ飛んでしまいました。以前よりもずっといい!!ボーカル力は年齢と共に進化し、更にパワフルで聴かせるボーカルに変ぼうを遂げていました。沢山の感動と元気をありがとう。シンディ、ずっとそのままでいてね!!!心からそう思うのでした。


 
※2004.6.14めざましTVより初日の模様

■コンサートあれこれ
シンディ客席に乱入
2曲目の"Shine"あたりから何度も何度も階段で客席に下りて、そして椅子の上に上がりファンに囲まれ歌っていたシンディ。ステージに向かって5列目右方、または左方の皆さんはすごくラッキーでした。私はちなみに12列目の左方寄りだったので真近には来てくれませんでした(涙)

シンディはティッシュがお好き!?
前の広島公演あたりから風邪を引いてバッドコンディションだったシンディ。ステージに向かって左方に設置されたグランドピアノの上に大きなティッシュケース1箱と喉を潤すミネラル・ウォーターが置いてありました。曲間でティッシュを手にする姿が良く見られたのですが、不思議なことにシンディは客席にもティッシュを1枚づづとって降りていっていました。何故??まさかティッシュをお客さんにプレゼントしてたのかな。(な、あほな〜笑)実際は風邪を引いていたとは全然思わせないくらい、パワフルでベストなステージだったのでさすがプロって感じでした。

シンディのセクシーポーズ
シンディが時折ステージ中央やピアノの上に仰向けに寝転がり、足を斜めにぴーーんと上げて伸ばすセクシーポーズが見られました。51歳になっても体力はばっちりです。(マライアのチャームブレスレットツアーでの悩ましげな姿を思い出しました・・・笑)

シンディはギタリスト
お恥ずかしながら、シンディとえば80年代の"Girls Just Want To Have Fun"あたりのボーカリストとしての印象が強かった私は彼女が立派なギタリストでもあったとは知りませんでした(^_^;)今回は琴のような弦楽器(名前がわからないけど)と普通のエレキギターを演奏しながら歌う場面が見れたのはすごく新鮮な驚きでした。おまけはリコーダー!!小・中学校で自分も吹いてたのが懐かしく思い出されました。

おしゃべりシンディ
英語力がいまいちの私はシンディは話す言葉はあまり聞き取れなかったけど、シンディはたくさんたくさん観客に話しかけてくれました。更に途中通訳さんがステージに登場したものの、その通訳さんの日本語の声もたどたどしくあまり聞き取れなかったのです。シンディが途切れなく沢山話すから、通訳さんも訳すの大変でしょうね(笑)レポ中にも書いたのですが、"ツルーカラーズ"には笑いました。(この通訳さんは本来の方がツアー途中に風邪でダウンされたらしく、代わりの方だったらしい)

トゥルーカラーズ
「シンディと一緒に歌うんだ!!」と張り切って事前に歌詞を覚えて練習していったこの歌、本番は見事玉砕。サビの部分以外は断片的に歌詞が出てくるもののハミング状態。どんまいどんまい。

シンディグッズ
大阪公演に行った友人からグッズ売り場はものすごい人だかりで近寄れなかった!!と聞いていたので、開場と同時に売場へ直行。ツアーパンフがなかったので、"At Last"のジャケ写がプリントされたTシャツを購入しました!!



あとがき
待ちに待ったシンディのライブでした。が、行くまでにいろいろとハプニングはあってどうなることかと思いましたが、なんとか無事に最高のライブを堪能できて幸せです。今回特にアーティスト自身はもちろんなのですが、裏方のスタッフの方々の支えで素晴らしいステージ出来上がっているんだなあということを深く実感できました。(自分も仕事柄イベントに関わることがあるので特に!!)シンディ&スタッフの皆さん、沢山の感動をありがとう。"グーニーズはグッドイナフ"も是非聞きたかったなあ。

■シンディサイト
オフィシャルHPは次の通り 
・アメリカ
http://www.cyndilauper.com/
・日本
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/CyndiLauper/
・プロモーター(JEC)
http://www.jec-international.co.jp/event/eventCL.html